江戸時代の優れた俳句で打線組んだ
2 ねぶらせて養ひたてよ花のあめ
3 白魚やさながら動く水のいろ
4 松島や鶴に身をかれほととぎす
5 象潟や雨が西施にねぶの花
6 憂ひつつ岡にのぼれば花茨
7 しをるるは何かあんずの花の色
8 雪とけて村いっぱいの子供かな
9 大晦日さだめなき世のさだめかな
1 朝顔につるべ取られてもらひ水
水を汲みに井戸へ行ったところ、
井戸に朝顔がからみついて愛らしい花を咲かせていました。
朝顔をむしって水を汲むのは無粋な上に花が可哀想なので、
水は他の方から貰うことにいたしました。
2 ねぶらせて養ひたてよ花のあめ
雨が花を育てるように、飴をしゃぶらせて大事に大事にお嬢さんをお育てなさいよ。
ねぶらせたろか
3 白魚やさながら動く水のいろ
水の中を泳ぐ白魚の何と透き通って美しい事か。
まるで水の色がそのまま動いているかのようだ。
4 松島や鶴に身をかれほととぎす
松島の光景の何と雄大な事か。
ほととぎすよ、この松島にふさわしく、鶴の格好をなさいよ。
5 象潟や雨に西施がねぶの花
ねむの木の花が気だるそうに雨に濡れている、
象潟のヴェールをかぶったかの如き美しさは、
恰もいにしえのなやましき美女たる西施を思い出させることだ。
6 憂ひつつ岡にのぼれば花茨
物思いにふけりながら岡にのぼると、そこには野ばらが咲いていた
7 しをるるは何かあんずの花の色
しおれているのは、何を案じているのかね、アンズの花よ。
8 雪とけて村いっぱいの子供かな
雪が解け、里に春がやってきた。
村里は元気な子供たちの姿でいっぱいになったことだよ。
9 大晦日さだめなき世のさだめかな
大晦日だけは変わらずやってくる。
どうなるか分からぬこの世のただ一つの定めというものだ。
嗚呼死にともな
死にともな
深き御恩の
君を思へば
じゃあワイのおすすめ江戸俳句(川柳)
黒犬を提灯(ちょうちん)にする雪の道
通常ならば提灯の白い灯を頼りに暗い夜道を歩くけど
雪が降り積り、一面真っ白な今日の朝は、はしゃぐ黒犬を提灯にして歩いて行くんやでって歌
黒と白のカラーコンストラストを上手く使ってる
スマホにおちる
紅葉かな
引用元: ・江戸時代の優れた俳句で打線組んだ
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